2013年6月11日火曜日

武蔵野音大付属高校の「保健だより」が月1回配布!

 近くの丘陵の一隅・・・緑豊かな場所に武蔵野音大がある。その付属高校の生徒さんが、月1回「保健だより」というのを家庭に配布してくれる。

 産学共同と同じで、「地域に貢献したい」との発想だと思う。2013年6月号は写真の通りだ。良く見えないだろうが、熱中症予防、食中毒予防の3原則、酸蝕歯の3テーマだが、上手でかわいいイラストも10コマと豊富に挿入し理解しやすい。本当に「御苦労さま」「ありがとう」と言いたい。


 当方も高齢者だが、「高齢者が熱中症になりやすい理由は」・・・
①体温調整能力の低下    加齢に伴い、汗が出にくくなる。
②水分の摂取量が少ない   脳が水分不足の指令を出さなくなる。また、夜間の頻尿の心配から水分摂取を我慢する人も。
③尿として水分が出てしまう  体が脱水症状になると、腎臓は水分を対外に排出しないように、尿の濃度を濃くする。しかし、腎臓の働きが低下しているため、尿濃度は濃くならず、水分を排出してしまう。

 また酸蝕歯については・・・
虫歯は、虫歯菌が出す「酸」で歯が溶けること。酸蝕歯は、食事や飲料水などの「酸」が歯を溶かすこと。
②口のなかは、唾液によってpH6.8に保たれているが、食事をすると酸性に傾き歯を溶かす。食事が終わると唾液がpH6.8にもどしてくれる。
③このため食事をした後は、水やお茶で口をすすぐか歯磨きをする。また間食は控え、間食後も口をすすぐ。

 
 食中毒については、①バイキンをつけない、②増やさない、③やっつける・・・となっている。

 直売所やコンビニ、スーパーの関係者にも参考になることばかり。ときにPOP化し売り場に掲示しては。企業の社会的貢献度が問われているが、高校生がこれを実践している時代、遅れては大人の恥と思うべし。

7月12日追記 
  保健だより7月号がとどいた。民生委員の方が配布に当っているようだ。御苦労さま。今月は「熱中症にまぎれた血栓症」と「夏に多い皮膚トラブル」といった内容。前者では、気温32度を超えると血栓に注意とのこと。汗で脱水し血液がドロドロになり、血栓が生じやすいとのこと。脳梗塞志望者は、32度を超えたばあいもっとも低い死亡率に対し1.66倍の死亡率になるという。

 夏に多い皮膚のトラブルは①やけど・日焼け、②あせも、③とびひ、④脂労政漏性皮膚炎(かびが原因)という。





 

2013年5月21日火曜日

オランダの「農業革命」スマートアグリに学ぶ(NHK20日放映)!

 NHK5月20日19:30~20時「クローズアップ現代」を見られた方も多いと思うが、その概略をメモから再現しよう。農業のIT化を進める人、IT化に関心を持つコンサルタント等は必読である。

 オランダは九州ほどの面積にもかかわらず、農産物の世界第2の輸出国。施設園芸も輸出を前提に革新技術を採用してきた。東京ドームの何十倍ものハウスがあり、天井の高さは日本の2倍(6m)もあり、3倍も収穫できるそうだ。このハウスはスマートアグリの概念によって温度、湿度、水、CO2、日照等の基本要素だけでなく、500もの要素をITでコントロールしている。こうした大規模生産起業が5ヶ所ほどあり、主にトマト、キュウリ、パブリカなどを栽培している。

 その1つの経営者であるフランクさんは、農場から離れた事務所に朝7時に出向き、パソコンに向き合い操作し施設を管理している。めったに農場には出向かないようだ。要素別の適性数値はあらかじめ入力され、時間の経過にしたがい適正数値と実態値がPC上に表示される。適正値に沿い、各種オートメーション機器が作動し、両者のブレは微小にとどまるよう管理されている。生育促進のため、COの発生装置も持っているのが日本との違いか?

 土壌は汚染を防ぐため人口繊維で、養分や水は毎日60回、自働的に散布され適正レベルに保たれる。水も殺菌されたものを使う。COは2倍以上にコントロールされているようだ。これらのPCデーターは経営コンサルタントとも共有され、たえず修正もできるようだ。

 フランクさんもかつては、昔ながらのハウス栽培をしていたが、EUの前身のEC(欧州共同体)ができた31年前に安い農産物が輸入され打撃を受けた。オランダは農水省と経済省を統合した組織に再編し、IT農業を支援した。フランクさんは100億円を投資し、現在52.5haを経営、46億円を売り上げている。そして15ha、5haと今後も拡大計画を持つ。

 ゲストの三菱総合研究所・主任研究員の伊藤保氏は、「日本も農業のIT技術は進んでいるが、国内向けに美味で安全なものを出荷する技術を個々人が持つため、スマートアグリの必要性を感じてこなかった。オランダや韓国は輸出を前提に、コスト競争力をつけるため、スマートアグリが進んだ。高い天井のハウスは台風とうに弱いということもある。熊本には現状のハウスを強化し、スマートアグリを導入、トマトについて500~1,000の要素を管理している農家もある」。

 「東北大学主催のスマートアグリカルチャー研究会では、カメラと連動させたスマートアグリも考案している。身の丈に合った対応が必要である」

・・・と言う。しかしに国内消費が縮小するなか、農業の成長戦略として「輸出拡大」が謳われており、国谷裕子キャスターは「チームジャパンを立ち上げ、スマートアグリを推進する必要があるのでは」と結んでいた。

2013年5月18日土曜日

小型スーパー「まいばすけっと」(イオン)は下町の救世主!

 
 郊外地や地方の方はイオンの「まいばすけっと」を見ていないと思う。大型スーパーが土地問題でなかなか出店できない、東京23区や神奈川の市街地に出店し、狭い45~61坪の売り場面積で2,000アイテムを置き、高い効率を上げるという「小型スーパーのビジネスモデル」である。
 
 かつて当方が寝食を忘れ、指導に当たった50坪以下の小型(ミニ)スーパーは、生鮮の強さにおぼれ、多労ー安売りで、粗利の低下、人件費高に苦しみ自滅していった。狭い売り場にもかかわらず。最低青果2人、鮮魚1.5人、精肉1.5人は配置せねばならず、売上も最低1日150万円が必要であった。「まいばすけっと」は、システム志向で、少ない陣容で小型スーパーの弱点を克服し、下町や都心の星的な存在になろうとしている(だが、その人件費など実態はつかんでいない)。

 




 

                    住宅地の店(練馬)
 
 青山1丁目の店
 
 まずは、その一例を見てみよう。東京都心の港区青山1丁目の店は、オフィスビルの中にあり、周囲は一流企業のオフィスや高層マンション等である。
 
 付近にはファミリーマート、セブンイレブンほかのコンビニはある。だがスーパーはない。青山のアップグレードスーパーの紀ノ国屋まではやや遠い。
 
 この店は約57坪・・・コンビニの30坪平均の倍近い。レジ3台。駐車場はもちろんゼロ。7時から23時の営業で、この点もコンビニとは異なる。
 
 青果のフェイスはかなりタップリだ。平台が店頭9尺、店内4尺、多段ラック8尺、冷蔵多段オープン6尺だ。アイテムにして約60の青果がある。これは農産物直売所のアイテムでなく品目数に匹敵し、基本素材はまずもれなく揃う。
 
 肉・魚は多段オープンケース6尺分だ。この2部門はコンパクトにまとめている。肉が4段でハムソーまで入れ22アイテムほど、魚が塩干魚中心に練り製品までいれ37アイテムだったと思う。マグロほかの刺身5アイテムを含んでいる。
 
 以上の生鮮3品に必要な人員は1人以下で済んでいるはず。小型スーパーの5人分とは大違いで、ここにこそ「まいばすけと」の強さがある。
 
  いずれにしても、しばし客層を観察したが、男女比は男子65%、女子35%といったところ。年齢は男子では30>40>50代の順、女子では40>70代>30・50・70代といったところ。女子の
ほうは高齢や自転車客も多いが、この層は付近のマンション住まいと思う。
 
 男子の場合は、オフィス出入りのサラリーマンが圧倒的と思われた。昼間はコンビニ店の客とかなりバティングしていると見る。しかし出入りは激しく、1日100万円くらいはキープしているのではないか。
 
 
  
 
 
 

2013年5月17日金曜日

6次産業化-缶・瓶詰めが総てでない。カット野菜にも注目を!


    農家の6次産業化を目指す皆さん!加工と言えば瓶詰め・缶詰め・・・と考えがちですが、もっと回転頻度の高いものも沢山ある。少しでもヒントになればと思い紹介すると・・・
 

 コンビニ・チェーンの多くはカット野菜を3~5品は必ず置いている。キャベツ、レタス、そのミックス等だ。1袋105~128円ほどである(写真)。 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  コンビニの雄であるセブン・イレブンでは「米・肉中心の惣菜では栄養が偏り良くない」と考えたのだと思うが、丸いカップに入れた「野菜タップリのサラダ系惣菜」を多い店では10~15品も置いている。たとえば「振って食べるゴ―ヤとツナのサラダ」270円、「ツナ・コーンサラダ」199円(写真)。スパゲティ、春雨とのコラボ商品もある。 

 コンビニでもローソン100当たりは、180㎝幅の多段冷ケース1台と非冷の棚180㎝で青果60~70品を売っている。ここまで行かなくとも、ロスを避けカット野菜のパックや野菜タップリのカップ入り商品を強化して行く店が多くなると考えてよい。
 
 

  これらにはレタス、キャベツ、ニンジン、スイトコーン、スプライト等が主に使われているようだが、先記の通りゴ―ヤほかベビーリーフ等広く使われる可能性がある。 

  農業者で、すでにコンビニ・チェーン数店に野菜の供給をしている人の話を聞いたことがあるが、生野菜の配送が週1回。それでも残品が多く、「今後は返品のカット化をしていく」としていた。そうであれば、青果そのもの出にくい立地のコンビニには、カットしたパック品を中心に出して行く方が妥当とも言える。このばあい、日持ちのため窒素ガス充てんという方法もあるはず。 

  カット野菜は、多くはサラダ用だが、ヨーロッパの視察では、スープ用のカット野菜専用工場も見た。7品ほどのミックスものを出していた。まだスープは日本のばあい食卓に定着していないが、やがて「スープ用カット野菜」がもと売れる可能性もある。

2013年4月18日木曜日

農産物直売所は売場面積により生産性に大差-改善策はある!

 
    直売所の皆さんに分かりやすいよう、面積は㎡でなく坪数としたが、表は「平成16年度農産物地産地消等実態調査」(農水省)をもとにした分析表である。数字が古いので、売上高レベルについては、おしなべて現在値より低いと思われる。 

  ここで問題にしたいのは、直売所の場合、売場規模による従業者1人当たり売上効率、1坪面積当たり売上効率ともに格差が極端にあることだ。明快に言えば、スーパーなどに比して「規模のメリットが出やすい」「小さい規模では生産性が低く、直売所側の人件費(労働所得)や利益も出にくい」といえる。 

表―売場規模別の3要素分析(最小2乗法による傾向値)


売場規模

区分

 

従業者

趨(人)

 

従業者1人

年売上高

(万円)

売場1坪

年売上高

(万円)

25坪

.

135

65

50坪

.

988

130

75坪

.

,487

169

100坪

10.

,840

196

125坪

12.

,115

217

150坪

14.

,339

234

175坪

17.

,529

248

200坪

19.

,693

261

    小型スーパーやコンビニの場合、小なりとも従業員の雇用を前提にスタートしてきたから、効率の悪い小型スーパーは消え、300~450坪クラスのスーパーのみ永続性が保たれている。またコンビニは合理的に効率化を達成し今でも微増している。 

    直売所は、家族営業や労力の無料奉仕による共同体として誕生したいきさつもあるため、労力費を正当に評価しなかったのか、25~50坪の経営では、75~200坪に比し、1/2以下の効率になっている。2要素の効率ともボールを斜め上に投げたときに描く放物線のように、初期に急上昇し、上(面積が)に行くほど伸びは鈍化する。それでも絶対値は大きくなる。 

    JAが直売所の大規模化を進めるのも、この表からすると妥当である。しかし、この「一般的傾向」を超え、小規模でも効率の高い店も沢山ある。ではどうすれば良いか・・・ 

    表からすれば、小さい店ほど2倍、3倍もの努力をしなければ大規模店並みになれない・・・との自覚がまず第一。努力が並みならまず50坪以下の小型店は消えるだろう。 

    1人当たりの売上効率は「売上高÷投入労力」だから、売上を増やす、労力を減らすの2要素で達成される。1坪当たりの売上効率は「売上高÷投入面積」だから、やはり売上を増やすことが第一・・・面積を減らすのは愚なことで、2段、3段利用も考え、品揃えを増やし、通路も広げ買い易く、働きやすくすることだ。 

    では共通する売上拡大はどうするか。大型直売所を圧縮した品揃えではなく、大型店にない個性商品を徹底して探し、時に創る(惣菜・和菓子とう6次化商品)ことだ。「あそこにしか無い」という商品があれば、遠方からも来てくれるし、ギフトとして宅配ルートにも乗せられる。減化学農薬・肥料のエコ野菜などもギフトになる。レストランや学校給食などにも歓迎される。店内で売るだけでは、飛躍は期待できない。

  次に投入労力の問題・・・これは適正な労働配置のコントロールと質が問われる。小さな店においても、開店1時間前から閉店1時間後くらいの刻みの表を作り、名前を書き込み、レジの客数も考え、日々労働時間を書き込み、むだがないかひと目で分かるようにする。

  ある時間帯は2人、ある時間帯は1人とシフトを日々見える化する。それでも手が空くときはレジから離れ、補充、陳列の乱れを直す、清掃する・・・と第2の作業も決めておく。ともあれ、1日10万円の販売で1.5人、20万円で3.0人ほどのシフトが標準である。もちろん店長も入れての話だ。

  質とは作業のスピード、確実性、臨機応変さ、商品知識などだ。これは先進店で実習するなり、店長が教えるなりの教育の問題だ。高い教育は従業員にとっても誇りにつながる。そして売上げがアップすれば、時給アップをするなどインセンティブを与え、やる気にあふれた店になって欲しい。

  
 

2013年4月17日水曜日

JAみずほ「さくらファーム直売所」は地元商工会と上手に連携の」!

 埼玉県のJAみずほ「さくらファーム直売所」(幸手市内国分間)が4月の桜の時期に合わせオープンした。定休日は毎月曜、営業時間9時30分~18時である。

 名の通り、中川の権現堂堤は春にサクラ、菜の花、梅雨にはアジサイ、秋にはマンジュシャゲが咲き乱れるサクラを中心とする花が売りの観光名所である。堤防の内側にはいま菜の花の絨毯(じゅうたん)が1,500坪ほども広がっている。公営の駐車場だけでも1,200台分あるとか。

 「さくらファーム」はこの堤と向合い、公営駐車場にも近いので、自身の駐車場は50台と少ないが、救いがある。店舗は売り場126坪、レジ4台だが、サクラに候には1日1,800人以上が押し掛けたとのこと。

 もともと水田地帯。出荷者は顔写真から判断すると、160人ほどで、野菜の出荷計画も出してもらったが、なれないためまだ出荷が少ないのが悩みのようだ。それでも、イチゴなど飛ぶように売れている。確かに果物5品目、野菜約55品目と少なめ。また季節の制約のためかなり仕入品が目立つ。だが、野菜ではトマトのみの特設コーナーもあるし、ネギなども豊富。ローズマリーやロリーエのハーブもあれば、アイスプラントもある。



 しかし、これからが野菜の本格シーズンで、すぐ現金化でき、所得率のアップすることを知れば、出荷も急増するはず。5月になれば、店頭に4コマあるファースト・フードのコーナーも開店し、土日の行楽客も採り込み、年4~5億円の店に成長するだろう。

 特徴の1つが、早くから幸手の商工会と連携し、地元の一流専門店を呼び込む努力をしてきたこと・・・2度にわたり一緒に講演会+ミーティングもし(当方も講演に関与)、直売所の視察もしてきたおかげで、21人の地元業者が各90cm幅の多段にした平台に出店しており、写真の通り個性ある商品、上手な演出を競っている。小間貸しの形なので、仕入れではなく、店の運営も楽である。

 
 
 
<写真>豆腐・納豆もびっしり 
惣菜類も直営、テナント分を含め6尺×5本分にもなる。天ぷら、てんぷら+うどんセットはもちろん、珍しい牛肉コロッケ、豚の揚げ餅、ちじみ、海鮮ちじみ、牛すじ煮込み丼、5色の寿司セットなどもある。豆腐・納豆類も6尺オープンケースがびっしりの豊富な品ぞろえだ。和菓子、洋菓子、ベイカリーの充実ぶりも立派である。
 

 おそらく、これだけ一流店と連携し、個性ある商品を専門店的に提供している直売所は例がないはず。盆栽とメダカを扱う業者の方もいるが、盆栽は3,800円と安く、すでに何回転もしているとのことだ。メダカのコーナーも半端でなく、6尺幅で多種のアイテムがある。

市民農園企業のエンタメ直売所「朝採れファーム」(日高市)!

  市民農園や農地付き住宅など、農地活用の提案・運営を手掛ける株・アグリメディアが、食のエンターテイメントを目指し、西武池袋線・高麗駅の武蔵台団地地区に4月13日(土)に「朝採れファーム」直売所をオープンした。昔、東急ストア=150坪があった撤退跡地で、青果店、精肉店、ドラッグストア等もある商店街の中だ。共有駐車場も60台ある。

  武蔵台地区は丘陵地に展開するが、戸建ての武蔵台団地とこれに続く横手団地まで含めると、人口約8,250、世帯約3,240という数字になる。普通なら450坪のスーパーも支えられる規模である。

  坂道だらけで、将来「買い物難民」も出かねない地区だが、住民の1人の話では、「4kmほど先にスーパーのマミーマートを含むショッピングセンターが出来るとすぐ、東急ストアが閉店<;店が150坪と小型だったためか?>。高齢世帯が増えるなか困ったが、マミーマートが巡回バスを出してくれ、年寄りも助かっていた」という中のオープンである。

   
  開店当日は、3台のレジに各20人も並び、入場制限で入口前にも100人も並ぶ盛況ぶりだった。会員登録にも長い列ができていた。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

  今回店舗は約83坪、うち16坪ほどはFFのコーナーで、飲物、アイス、たきたての豆腐が提供され、32人が坐れるようになっている。特徴は商店街に鮮魚店がないため、6尺冷ケース3台、平台3台でブリ切り身、同かま、カレイ、イワシ、サンマ、アジ、むきエビ、アサリなど鮮魚約20アイテム、塩干魚約25アイテムを置く。刺身盛合わせも480円、680円、880円とある。ドライ食品はメーカー品、個性品に分け3尺10本分ほど配置、地域のニーズに応えていることだ。



 
 
    会員登録が多いのは、「食と農のエンターテイメント企業」として、店舗販売にとどまらず、農産加工(団子作り、そば打ち含む)の1日体験、レジャー農園・市民農園への参加など体験イベントも用意し、うるおいを提供しようとしていることへの共感のためではないか。今後、多くの直売所が学ぶべきことが多い。写真のように、壁面に多数の農産物のパネルも展示し、農への理解を深める努力もしている。
   
    4月29日 エンタメ直売所らしく、ゴールデン・ウイークの企画も沢山・・・27~29日は子供さん対象に、店前の広場でミニこいのぼり作りの体験教室をしたり、複数乗り物を用意、自由に乗りまわせる。新茶の詰め放題セールも実施。5月3日にはマグロ解体ショ-も。また3~6日は綿アメ、ボールすくい、輪投げ、こいのぼり作りの「こども縁日」も実施。4~5日は「ちまき作り体験」と続く。

   (刃渡り1mの包丁で本マグロ42.5kgの解体ショー。本トロは内3Kgとか)

(子供さんの乗りまわせるミニかーも6~7台あり、商店街の広場はにぎやか)

 肝心の野菜の場合、地元出荷者の品は当初15品ほどであったが、この日には28品近くに伸びていた。問題は地元分のスペースを広げ、仕入分を縮小する修正が不十分のようで、地元品のスペース不足を感じる。こだわりの加工品も置いてあるが、POP等のプレゼン不足で、回転(動き)を感じない。「できた豆腐」がFFコーナーで食べられる。  年中無休、営業時間10~18時。 農産物・加工品出荷者募集中だ。