2019年6月28日金曜日

マミーマートは拡大中ー所沢青葉台店を見る!


週3回ほど入間市からふじみ野市・三芳町の間を往復60kmほど走るが、ここ3年でスーパーの新規開店に出会ったのは、マミーマート2店、ヨークマート1店に過ぎない。スーパーの環境も厳しいことを物語る。こうした中で、2店を出したマミーマートは評価に値する。まだ収益構造では充分でないようだが、出店をするだけあって、店舗の品揃え、提供方法など素晴らしいものがある。品揃えでは雑貨を除き、地域一番店を目指していることが良くわかる。

所沢市の青葉台店は、標準的な450坪タイプではなく、540坪ほどと広い。この90坪の広がりで酒類の充実も可能になったと思う。駐車場は116台、レジ7台の陣形である。営業時間は9~23時。南東の西武線小手指駅まで約1KM。600~1kmの間に西友を含む強力商店街がある。したがって商店街と反対の北西の無店舗エリアの自動車客を狙った店舗である。すぐ近くにホームセンターもあり、補完関係もあって出店したはず。店前の道路は新設されたもので、無店舗地区に向かって伸びている。将来的に伸びシロをのこした立地だ。
①ワイン類他の大量陳列


特に充実を図っているのが、まず酒類である。1列6尺×6本+エンドといった陳列だが7列もあり、うち1列はリーチンである。平台で島陳列した2列分も含まれるが、ワインなども良く揃えられ迫力充分。専門店以上の品揃えと言えそうだ。ピザも6尺×12尺の小屋掛け風のものが惣菜コーナーのはずれにあり、500円均一の「あとはオーブンで温めるだけ」のものが8尺2本のオープンケースで売られている。さらに別途チルド品のピザも8尺分以上置かれ、ピザの充実度はかなりなもの。だが500円均一で価格の安さだけに走っているのが気になる。惣菜も充実度は高い。6尺×3台の島が3ケあり、別途焼き鳥のコーナーがピザ続きに10尺ほどもある。

 ②惣菜の島陳列 :6尺×3台×3島+

③ブドウ他のボリューム陳列
④季節品のトウモロコシとキャベツの大量陳列(入口至近)
生鮮3品では青果の充実度や陳列技術が素晴らしい。欲を言えば売れ筋の果物のアイテムがまだ少なく、また糖度表示の販売もしていない。魚は手が出しやすい200~300円のパックも多い。肉は特売日に2ケパック○○○円という販売が目立つ。大量販売が果たして得策かの疑問は残る。

それにしても売場の清潔さ、美しさ、楽しさ・・・など進歩の跡が良く見える

2019年4月25日木曜日

セブンが地場産品も!

 私の住む埼玉県入間市仏子にセブンイレブンが2月28日(平成31年)にオープンしたが、新しい試みがいくつかある。

 その一つがタバコの販売。普通レジ奥の壁面に配し、店員に番号を言って取ってもらう。番号間違いで2度手間になることも起きる。この新店では売れ筋の200アイテムをレジラインの前に陳列し、顧客がセレクトしてレジで精算。人手不足ー省力の一環として採用したのは間違いない。
・・・以上については、その後修正され、すべてレジの奥の壁面に。
写真 セルフセレクチョンの分だけ省力 
 この店のもう一つの特徴は、入り口近くのガラス沿いに3尺のゴンドラを置き、埼玉の特産品として名をなす弓削多(ゆげた)醤油KKの、丸大豆醤油、有機醤油、柚子醤油、にんにく醤油、有機だしつゆ、地味噌などを扱っていることだ。従来のコンビで地元特産品を前面に押し出して売る例はなく、称賛に値する。弓削多はJR川越線の高麗川駅北部に本店があり、ここに醤遊王国というミニ・レジャー施設があり、私も仲間と訪ねたことがある。こだわり主婦も取り込むことができれば、コンビニ客にも変化が起こるだろう。その後、埼玉の観光スポットの5位以内に入るはずの日高市のサイボクハムのウインナーやハムもアイテムを絞り販売を始めた。

          
写真 弓削多の各種調味料その他  

追伸 現在は一部レジ前に陳列していたタバコをレジ奥に移動。なぜ?かは分らない。

2019年2月2日土曜日

クスリも置くローソン(新所沢清和病院前店)


 週3回行き来する新所沢から川越に抜ける道筋にクスリの看板も目立つローソンが最近オープンした(2019年1月)。ローソンには薬も扱う店がすでに170店舗もあり、2021年までに900店に増やすそうだが、私が目に触れたのは初めてである。

 この店は駐車場も28台分あり、立地的にも密集市街地のはずれであり、本ブログで紹介ずみの付近にあるトマト専門の直売店、食の駅という農産物販売所のアクセス数も飛びぬけて多く、集客力の高い地区。だが沿道にコンビは多く、クスリという個性が新鮮である。
写真① 純薬剤コーナー 左側エンドはのど飴など関連品






























純クスリコーナーがゴンドラ3尺×4台、クスリ関連の雑貨(マスクや包帯、ばんそうこう等)が同じく4台、小型のドリンク剤ばかり集めた冷オープンケース3尺2台、ノド飴など健康関連の菓子などが3尺ゴンドラ1本(エンド)である。レジ寄りの真ん中側の列に集中して配置され、冷オープンはレジ側のエンドである。

写真② 病気関連雑貨-マスク、ばんそうこうほか4本 5本めは文具


 写真③ 手前エンドが健康ドリンク。奥のエンドが薬用ドリンク。

    通勤や貨物輸送のためのドライバーが多い地区であり、ドラッグストアーに行くには時間のないドライバー族をどれだけ吸収できるか・・・駐車場が広い分吸収できる可能性は大きいのではないか。なお露地の奥100mほどに所沢清和病院という立派な病院があり、遠くから看板も見える。客層は別だが病院→クスリがイメージされ、イメージの相乗効果があるかもしれない。