農業経営診断を皆と体系化
中小企業診断士の全国横断的な「一般社団法人・農業経営支援センター」という組織がある。私も発起人の1人となり、平成17年7月に結成され、全国100人ほどの会員を擁する農業コンサタントの集団である。その初代会長(当初は任意団体)であった橋本文夫先生が今年1月13日に急逝された。
表彰年
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賞名
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昭和58年
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静岡県知事賞
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平成元年
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中小企業診断協会静岡県支部長賞
(支部創立30周年記念)
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平成5年
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中小企業診断協会会長賞
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平成6年
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中小企業庁長官賞
(中小企業基本法施行30周年記念)
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平成8年
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中小企業庁長官賞
(全国中小企業診断大会にて)
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平成10年
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通商産業大臣賞
(中小企業診断業務)
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平成11年
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静岡県商工会会長賞
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平成16年
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通商産業大臣賞
(経営診断及び助言)
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平成16年
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静岡県宅地建物取引業協会会長賞
(会の運営と業界発展向上に貢献)
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平成18年
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中小企業診断協会会長賞
(分科会シンポジューム)
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平成19年
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中小企業診断協会会長賞
(中小企業の強化推進に貢献する多くの論文発表)
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平成21年
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中小企業診断協会会長賞
(創立55周年記念・中小企業診断士の地位向上に貢献)
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平成21年
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中小企業診断協会静岡県支部長賞
(30年以上支部の発展と地域活性化に貢献)
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写真② 先生が監修された全5巻の農業経営診断マニュアル
写真③ 富士宮市での6次産業化研修会の生徒と共にー前列左から2人目
先生と一緒に関東某市の農産物直売所設置のコンペに臨んだことがある。この時、市の幹部から最後に「直売所設置に当たって、最も重視することは何か」との質問があった。先生はためらいなく「店長の人選ですよ。安易に(定年退職まじかの経験も知見もない職員を連れてくるようではだめ)」と言いきった。相手は厳しい意見に面食らったように思う。地元の浜松でレジャー施設を作る指導の過程でも、まったく同じ指摘をしたことを後で知ったが、マンパワーの大切さを極めて重視する表れである。数百店の専門店、スーパー、ショッピングセンター、飲食店、レジャー施設などの、事業計画策定だけでなく、施設設計、レイアウト、商品配置、従業員教育等の実務指導までやり、その中で得た哲学と思っていただきたい。