2011年4月8日金曜日

頑張れ「ふれあい大樹!身障者の直売所誕生(加筆)




    農産物直売所「ふれあい大樹」が、4月14日に埼玉県入間市上藤沢にオープンした。身体障害者や心身障害者に各種作業の場(授産)を提供する「茶の花福祉会」が運営する施設である。「障害者を平等に扱い、その自立支援」がモットー。
   障害者の働く場を確保し、合わせてで生産した野菜、加工したパン、調理した料理を提供し、少しでも障害者の所得アップを図りたい・・・というのが狙いだと思う。
同法人の高橋満男理事長は「作業場など直営の施設を12ケ所持つほか、関連グループの施設まで含めれば、22~23の施設になる。今回の直売所は、県の最低賃金1時間750円を守る初の指定施設]だそうで、関係者から期待が寄せられている。

障害者雇用定員20人に対し現在11人が働き、約10人の健常者が店長やパートとして働いている。敷地1,100坪、駐車場62台、建物面積200坪、直売所は約75坪、レジ4台。これに入口を同じくする手作りパン工房があり、入口を異にする和菓子工房、うどん屋・大樹(約15坪)がある。目標は年商3億円ほどのようだ。営業時間は9時半から17時である。
   
    直売所の場合、近隣農家の50軒ほどが支援、商品の80%以上の供給を受けている。手数料は野菜15%、加工食品20%とこの辺では極めて安いレベルだ。障害者の農場は市内の金子地区に2haあって、15~20人が働いているそうだ。「商品として今一歩改善が必要」との農家の指摘もある。
   
    仕入も一部しており、野菜の品揃えは45品目(普通50~85程度)だからまだ少ない。だが1品目2~3人出荷の場合あり80アイテムはある。野菜のワン・ストップが直売所の使命とすれば、もっと努力が必要である。また午前中で売り切れてしまう品ものがあり、数量の確保が当面の課題である。買い物もしたが、泥ネギ3本128円、ニンジン3本198円、ジャガイモ男爵4ケ238円、ピーマン5ケ78円、シメジ1P99円・・・といった安くて手頃な値段だ。

   ある農家の方は「70Pほど出したが午後1時までに売り切れてしまった」とうれしい悲鳴をあげていた。携帯電話に自動的に販売数量と金額が順次送られてきており、IT体制も整った近代的な直売所である。問題はPOPがまだまだ値段だけ。こだわりを訴えるPOPがぜひ欲しい。

    精肉の豚のロース、バラ肉、切り落とし、ひき肉と4品あり、加工肉も8品ある。漬物、豆腐類、牛乳類なども品揃えは悪いが、「こだわりを持つ地域の良品を一生懸命揃えた」という。地域で有名な近藤牧場のヨーグルト、地元生産者の有機大豆で作った島屋豆腐店の手作り豆腐もある。調味料ほかの加工食品も総てこだわり品で、ナショブラ品は皆無なのは賢明である。

    うどん屋・大樹は15坪ほどだが繁盛していた。うどんだけでなくトンカツ定食、カレーライス、飲み物とメニューは30種以上と豊富。料理品に限れば400~650円の価額帯。なによりも働く心身障者の方の懸命で明るい接客が素晴らしい。ぜひ昼食などに利用して欲しい。
東日本大震災の罹災者にも、きっと復興への勇気を与えることになるだろう。頑張って繁盛店になって欲しい。

    (4/15)休日とは知らず店を訪ねると、駐車場の隅に高橋理事長さんともう一人の方が、自ら藤棚を作っていた。今年は無理として来年の5月には3尺?も吊下がった美しい藤が見ることができるだろう。それにしても理事長さんの店を思うと心と努力に、あらためて敬服した。

   (4/29)父兄の方へのお願い! 野菜料理の様々な独自のメニューがあればFAX04-2931-1155に送ってください。御礼はしませんが、POP化して売り場で広くお客様に紹介したいのです。名前を出して良い場合は名出しOKと記してください。

  (5/27) 「農産物直売所」の看板も大きくなり、目立つようになった。品揃えの不足はまだ目立つが、野菜の陳列は午後に行っても手が入り整然としている。壁面の加工食品のコーナーは納品者が競って演出につとめ、商品説明のPOP、パンフなどもつるし、非常に充実している。レジ前の自家製の弁当や和菓子も魅力がある。パンは売り切りでいつも新鮮。これは精肉にも言え、ララミーハムさんが毎日新しいパックに入れ替えてくれるとのこと(感謝すべきこと)。
31日の火曜には地元放送局「茶笛」の取材放送も予定されている。何時かがはっきりしないが、アナウンサーの松下様・・・充分、宣伝してください。よろしく。 放送時間午前10時40分ころ・・・と分かりました。

(7/31)7月1・2日にはチラシが撒かれ「朝どり夏野菜」の販売がされ、7月26日にもチラシを撒き、ふれあい夏市の夏休み向けの豊富なイベントがされた・・・「ペーパーボール投げ大会」「ヨーヨー釣り」、「ジャガイモ・タマネギ詰め放題」、焼き鳥の出店のほか、かき氷、バナナミルクジュースの販売。
    これで客数も伸びているが、問題はまだまだ季節品を中心とさいた品揃えが不十分。やはり入間市の出荷可能な農家の皆さんは、ぜひ出荷に協力し欲しい。出荷したい人は 04-2966-2941 施設長の上山さんに電話しくれるよう、こころからお願いします。

(H24年5/20)久しぶりに訪問したが、直売所の職員のうち障害者17人、健常者10人と障害者の比率が大幅に増加。レジ、商品補充、各種加工など立派にこなしている。お客さんとの対応もすこぶる良い。それでいて心配していた葉物類の品揃えも、時期のせいもあるが一段と充実していた。ひと安心。家庭菜園をしている方も積極的に出荷してくれるとのこと。POPの野菜のイラストも新しい工夫が見られた(当初、当方が渡したイラストでないもの)。




  1ケ月以上遅くなるが、5月25日、26日、27日には開店1周年記念が予定され、バンド演奏も行われる。(写真3点)
ぜひ父兄の皆さんはじめ、地元消費者の皆さん!応援してあげて欲しい。24年は23年の2倍増が売上目標とのこと。

(H24年9月13日) このところ弁当の充実が素晴しい。セブンイレブンが380円ほどで売っているものがここでは・・・照り焼き梅肉風、鶏の立田揚、チキンかつ、ハンバーグ、唐揚げの各弁当が300円だ。レジ前でお客さんを待っている。売場の新鮮野菜を加工した天ぷらセットもたっぷりはいって250円である。季節の果物の充実も一段と進んでいる。変わったところでは、台所、居間、寝室、冷蔵庫、履物入れに便利な除菌・防臭剤やお口の化粧品も置かれるようになった。


(H25年3月31日) 茶の花福祉会では来る5月12日(土)に、10~15時に入間市の「彩の森入間公園」で、「福祉ふれあい祭り」を開催する。
 鹿鍋が無料のほか、ふれあい音楽、フリーマーケット、屋台横町、大道芸、ゲームコナーなど、多彩な企画である、ぜひ多くの参加を願う1人である。












































































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