2010年11月26日金曜日

地産マルシェは地元連携の本物直売所


 「よくここまでやっているな!これは本物だな」と言えるのが都内地産マルシェだ。群馬県前橋市に本拠地を持つファームドゥ株式会社が経営する都内の阿佐ヶ谷店と中野店を改めて見た感想である。

 この会社は農家直送の採れたて野菜を中心に地元産の各種の加工品を扱い、レストランまで含む「食の駅」を群馬県下で5店舗展開している。「地域社会へに貢献」をモトーに生産農家と地元の中小の加工業者を一体化し、従来の農産物直売所と違い、ワンストップ(1ケ所で多種揃う)な直売所を都内・埼玉にも11店出している。

 阿佐ヶ谷店は約32坪、中野店は約45坪(レジ2台、常時2人体制?)とコンビニと同等かやや大きめの広いさに過ぎないが、野菜の品揃えは150坪の直売所以上に豊富で、細かく並べ阿佐ヶ谷60~中野130品にも及び、有機あり、泥つきのニンジン、ダイコン、ゴボウ、ネギありだ。

 さらに精肉(中野12品)、塩干魚(同・7品)、惣菜だけでなく、地元のメーカーさんの顔写真、名前まで掲示して豆腐・納豆類、こんにゃく、麺類、牛乳・乳製品、ハム・ソセージ、パン、ケーキの一部、和菓子、米、卵まで揃えています。特徴の出しにくいドライ食品は4尺のゴンドラ2~3本ほどに圧縮し、頻度の高い生鮮品、日配品に絞り、豊富さをキープしている。米粉入りのパン、バームクヘン、ハードケーキまである。
  
 

 「本物だな」と言ったのは、群馬の地元産、しかもこだわり品ばかりを置いていること。ナショナルブランド品は10品もないくらい。いま「農業の6次産業化・農商工連携」という言葉が盛んに使われているが、「地域の各業者の横の連携がポイントになる」とされるが、マルシェはこれを見事に実現している。素晴らしい。
 
 
 垢ぬけした店舗で、老いも若きも関係なく、こだわり客が来るはず。 営業時間のAM10~PM7:30ないし8:00時というのも好感が持てる。これなら並みの直売所と異なり、兼業主婦でも来店可能になる。

 
 60代の主婦は、「病院の近くなので、ある時寄って、野菜が新鮮で安いし、珍しいものばかりある。最近はバスでよく来ている」とのこと・・・話が弾み、一緒にバス停まで帰った。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿