2010年8月14日土曜日

農産物直売所も商店もPOPが命


 農産物直売所のPOP講習会の講師を長野・栃木などでやらせていただいた。ミニ・スーパーの開店実務指導時代は相手の店に泊まり込み、当方が企画したチラシを見ながら必死に50~60枚のチラシを描いた。合計すれば楽に2千枚にもなるが、品目と値段のプライスカードである。
 
  いまチェーンスーパーでは、省力化でプライスカード一色になり、プレゼンテーション(訴え)入りの説明型POPは零に近い。生産者の思いは全く消費者に伝わらなくなった。直売所や専門店などは、これを伝えることで、差別化もでき支持者も増える。
 POPは購買時点の広告。やはり文字は多少下手でも、商品に託した売る側の思いが表現されていることが大切・・・値段は2の次。
 
 主人公の商品は「ぼくはこうしたこだわりで栽培された。そして栄養価や料理法、貯蔵法などの特徴も知らせてくださいね」とつぶやいている。こだわりには美味、新鮮、完熟、朝採り、エコ栽培、減農薬や有機肥料栽培、珍しい新種の採用等いろいろある。
 画材はなんでもありでよい。マジック、墨汁(赤・黒)、クレパス、サインペン・・・と豊富であればあるほどよいし、得意なものを選べばよい。これに写真、まんが、イラスト、新聞や雑誌の切り抜き(関連記事の載った)も駆使して、楽しく表現する。
 
 用紙サイズは店の広さ、売リたい量も考え、A3、A4、A4の1/2、A4の1/4まで用意しとくとよいし、 店の統一性を考え、周囲に楽しいデザインや枠を印刷したものを主に使うのがベターだ。
 車の通りがあるが、人通りのない山間部の直売所では、車をストップさせるため、時に看板に畳半畳もの大きなPOPも必要になる。
 
 紙の8分目ほどに描き、中心に寄せて書く。イラストなり写真はぜひ欲しい。イラスト見本が欲しければメールで連絡いただければお送りする。ネットに出っていて使えるものも沢山ある。プレゼン型のPOPの場合、ラミネート加工して何回も使えるよう保存する。プライスはその都度変わるので、別の紙に描き添えるのが妥当だ。


 

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