2023年8月24日木曜日

フーコットは売場850坪ー超省力を目指すDS

 

 入間・飯能地区にはコストコ、業務スーパー、Big-A、生鮮市場など安売りスーパーも顔をそろえているが、「これらより合理的に安いディスカウント」を目指して登場したのがフーコット。飯能市の東はずれ新光に「フーコット」飯能新光店がオープンしたのが2021年の8月。旧アルプスの撤退跡地である。アルプス時代の倉庫やバックの作業場まで売場化し、売り場面積は約850坪ととてつもなく広い。昭和30年代にはスーパーの適正規模は300坪、昭和40年ころからは450坪・・・と言われてきたが、この倍近い規模。レジ9台、営業時間10~19時、休み1月1~4日。すべて現金売り。 

スーパーの2倍近い規模も、倉庫在庫を持たず、すべての商品を売場に陳列、徹底して労力を省き、安売りに徹したディスカウント・ストアを目指しているからである。しかもこれを運営するのは、鮮度・品質管理を徹底し利益率でも優等生であるヤオコーだから驚きを隠せない。ヤオコーが2017年に買収し子会社にしたエイヴイのスタイルがモデルという。このモデルに従いすでに秩父店、昭島店と合わせ3店を出店している。

 



 






 








    

 惣菜だけは作業場を残し、店で調理・販売を続けているが、他の生鮮3品、加工食品、雑貨、酒類等は店に在庫を置かず、外部センターから搬入。午前中の早い時間にドカ、ドカと陳列を終えてしまう。飲料の類は長い2列のゴンドラの下3枚ほどの棚板をはずし、箱単位の大量陳列がされている。米などもゴンドラ6尺10本分の棚板をすべて除き、関東以北のすべての銘柄が揃うのではと思われるが、約22銘柄について5キロ1,488~1,888円、10キロ2,188~3,058円の袋の山である。また酒類の売り場だけで80坪ほどあり、酒類の品揃えは地域ナンバーワンではないか。

 

 









   惣菜は店独自の開発品で個性が出しやすいためか、冷ケース多段30尺、平台22尺幅を2ケ所確保しているが、弁当は極めて安く298~498円の品が22品も並び、唐揚げ類も20品以上と種類が豊富。ピザも数種ある。 












 飯能の友人の話では、とりわけ青果物が安いというが、8月下旬の某日・・・ます野菜だがトウモロコシ1本129円、レタス1ケ99円、キャベツ1ケ99円、キュウリ1本49円、ナス4ケ159円、ニンジン4本99円、ダイコン1本159円、タマネギ4ケ99円。果物ではバナナ3本89円、グレープフルーツ1ケ99円、幸水なし2ケ398円、モモ2ケ399円など。 

 肉類においても、輸入品の場合が多いいが100グラム100円を割る商品も沢山ある。惣菜でも298~498円と超安い弁当がずらり。加工食品は、有名ブランド品は他のヤオコーと競争するのを避け、その他の独自開発品を安くしているように思う。ネットを検索すると、利用者の声が30人以上出ているが、ほぼ全員が「生鮮食品はもちろん、その他も全体に安く、通路が広く買いやすい」と回答している。 

 9台あるレジは常時5~7台は稼働。いつも5~10人も並んでいるが、現金のみの販売のため迅速に会計は終わり流れが速い。店長室はレジ近くに開かれた形であり、他店と大違い。午前中に集中的に品出しを終えてしまうので、午後行くとレジ、惣菜の職員と全体を見まわしている店長しか見られない。 

 

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