2011年10月31日月曜日

福島屋(都下羽村市)が福島の米を売る!NHK放映

今日(10月31日)のNHK「プロへッショナル=こんな食品スーパーがあったのか!」で、東京・羽村市の福島屋が登場した。本プログで前に紹介した店である。

 社長にお会いしたのは1回のみだが、放送中にこやかな顔が続いたのが印象的である。生産者や消費者への貢献を、楽しさに変えている点で敬服した。放送後、一気に27人の方がブログにアクセスしてくれたことで、関心の高さが知れる。

 各地の農家を訪ね、「それを作る人の生産品と向合う心=こだわりを知って、取引きするかを決める」という意味の言葉が重い。

 後半、たどりついたのは、今まで売ったことのない福島の米である。福島のセールスマンがわざわざやってきて販売をお願いする。

 担当部署の数人の方は「いままで扱ったことのない福島県産の米を扱うのはリスクが多い」と言う。 福島社長も頭に手を置き、何回も苦悩する。しかし、最後には「一生懸命、こだわりを持って作った安全も保証されているものを、風評被害を気にして避けて通ることが正しいか」と職員に問う。

 わざわざ現場も訪ね、「あの端からこちらまで。田を這って雑草を取り、減農薬を大幅に減らした」の
農家の声。

 そしていよいよ販売開始! 大きなPOPで「国の検査ー生産者の検査-福島屋の検査」と3重チェックをしたことを表示していた。午前は雨、雨があがると続々顧客が来て、社長自らアンケートを採っていたが、納得ずくで次々と買う人が出て完売。

 顧客は「福島屋さんは、平素から信用しているので、福島産であっても信用する」と、何人もが語っていた。31日は偶然2店のスーパーを訪ね、小売の現場に触れたわけだが、残念ながら2店から学んだのは品揃えの豊富さのみで、生産者や消費者への「真の思いやり」は伝わってこなかった。 

H24年2月20日 追記
 新聞報道によれば、米など一般食品に含まれる放射性セシウムの新規制値は100ベクレル以下で、これを超えると出荷停止にすることを義務づけた。福島県の米についての検査によれば、昨年産の97.5%まで100ベクレル以下であったそうだ。福島産であっても、検査済みのOKの品しか出回らない。福島の農業復興支援のため、ぜひ福島産品を快く買ってほしいものだ。

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