2013年10月25日金曜日

「マオイの丘公園・道の駅」(北海道)は多店舗市場型の直売所!

   北海道の旅パート2である・・・当別から千歳空港に抜ける道すがらにある「道の駅」の標識。これに誘われ立ち寄ったのがとんがり帽子の屋根が、「マオイの丘公園」道の駅である(夕張郡長沼町)。4年程前に雪中を訪ねた由仁町。このすぐ近くだったことを後で知った。 

もちろん中央の施設には、土産物屋やレストランもあるのだが、直売所はこの施設と離れ、8つの小間割り店舗になっているのが、他所の道の駅と大違いである。各地に魚菜市場があり、ときに50店、100店もの専門店が集まっている例もある。

 
ここは魚菜市場でなく、「菜菜市場」とも言える。20区野菜販売グループ、17区グリーン営農集団、JAながぬま、幌内蔬菜集団、マオイ青果物販売グループ・・・と5つの集団がまず野菜や米を扱い、このほかに長沼町果樹振興会、酪農家の店・マオイ牧場クラブ、マオイの丘茶屋・南長沼商店街の3店が果物他の要素を補っている。たとえば。餃子、コロッケ、餅、ソフトクリームなども扱っている。
 
 
長沼町としては、1本化・1フロアー化した並みの直売所ではなく、「意欲あるグループが複数出店し、互いに市場のように競うことで、魅力を出して欲しい」との発想を持ったのではないか。1小間は15坪もないと思うが、共通の前広場が50~60坪あり、この前広場で売る分がむしろメインになっている・・・全国でも珍しい例である。ただ雨の日のことが心配になった。 

最初の5店はどこも米、カボチャ、キャベツ、ダイコン、タマネギ、ジャガイモなど共通の品も多い。だが共通品であってもそれぞれ個性ある品で、選択性が保たれている。平日の午後4時というのに、20~30人が回遊し賑わっていた。それぞれ2~3人の販売員がいるから、対話もはずみ顧客にとっても楽しいのではないか。
 


 
なお、冬場11~4月は営業時間10~18時、夏場5~10月は10~19時。駐車場は普通120台、大型15台。付近にはハイジ牧場、長沼温泉、馬追温泉もある。
 

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