もちろん中央の施設には、土産物屋やレストランもあるのだが、直売所はこの施設と離れ、8つの小間割り店舗になっているのが、他所の道の駅と大違いである。各地に魚菜市場があり、ときに50店、100店もの専門店が集まっている例もある。
ここは魚菜市場でなく、「菜菜市場」とも言える。20区野菜販売グループ、17区グリーン営農集団、JAながぬま、幌内蔬菜集団、マオイ青果物販売グループ・・・と5つの集団がまず野菜や米を扱い、このほかに長沼町果樹振興会、酪農家の店・マオイ牧場クラブ、マオイの丘茶屋・南長沼商店街の3店が果物他の要素を補っている。たとえば。餃子、コロッケ、餅、ソフトクリームなども扱っている。
最初の5店はどこも米、カボチャ、キャベツ、ダイコン、タマネギ、ジャガイモなど共通の品も多い。だが共通品であってもそれぞれ個性ある品で、選択性が保たれている。平日の午後4時というのに、20~30人が回遊し賑わっていた。それぞれ2~3人の販売員がいるから、対話もはずみ顧客にとっても楽しいのではないか。
なお、冬場11~4月は営業時間10~18時、夏場5~10月は10~19時。駐車場は普通120台、大型15台。付近にはハイジ牧場、長沼温泉、馬追温泉もある。