2012年4月13日金曜日

直売所にベビーリーフがありますか!新サラダ素材!

葉菜類の複数の「若い葉」(=ベビーリーフ)をミックスして、商品化しているのがベビーリーフである。4年ほど前に某農場を訪ねたいたさい、再三お土産にもらった。ドレッシングを掛け簡単に食べられ、そのシャキシャキした歯ごたえが魅力で、現在成長株の商品だ。直売所の扱いはまだ少ない。私自身、そのなんたるかを理解してこなかった。

 今回、栽培の実態を埼玉県所沢市のグリングリン・カラーズ合同会社(CEO福井航 電04-2944-1910)で見せていただいた。ハウスの土壌の上にシートが引かれ、突っかけに履き替えて入りようになっており、衛生管理に留意している。肥料も液肥のみ。外気や土壌に触れず、病気や害虫が発生しない環境。

 このため化学農薬を全く使わないそうだ。「安全保証」の品が生産されている・・・となると生食しても安心ということになり、レストランや一般家庭の消費が急増している。

 ハウスの細かい区画ごとにそれぞれ別種のベビーリーフが整然と植えられている。その数はグリーンオーク、ターサイ、デトロイト、ビノグリーン、ルッコラ、レッドオーク、レッドマスタード、ロロロッサ、レッドサラダボール、赤サラダからし菜、晩生ミズナ、イタリアンレッドの12種類にものぼる。

 ターサイ、ルッコラ、ミズナ以外は、皆さんもあまり馴染みがないはず。カルシュウム、カリュウム、鉄などのミネラルのほか、βカロチン、ビタミンCなどが豊富に含まれているそうだ。健康食である。

 ハウスの高床に無数の播種用の穴があり、これに撒いて水耕法で育てる。間引きしながら(これも売れる)10cmほどに育て出荷するようだが、種まきから30日とかからないと聞いている。高回転農業であり収益性は高い。当経営でも大胆な拡大を目指しているようだ。

 福井氏は他業界からこの世界に1年前に参入した、若手のベンチャーである。近代的な経営感覚を持ち、そのシャープさに声援を送りたい1人である。