2015年3月25日水曜日

セブンイレブン母・父の日は花一杯のギフト!花の消費拡大に貢献!

 1.花で頑張るコンビニ-セブンは生産者と一体

 このところ仕事の関係で、某駅前のセブンイレブンで100円コーヒーを飲むのが習慣になっているが、本日目にとまったのが「母の日ギフト5/10sun 父の日ギフト6/21sun」という62ページの無料パンフ。数日前、花卉業界の重鎮と電話で花の消費に触れたばかりで、花をあしらった表紙がやでも気になった次第だ。 

 62ページ中、24ページがブリザーブドフラワー(特殊の液で加工し、生々しい姿が保存できる)を含む花のギフトである。生花については「産地、生産者限定」と謳われ、全国の温室・ハウス栽培者との契約品。日々の販売は難しいが、5月10日とか6月21日と限定した予約配達であればコンビニでも充分対応できる。 

今後、イベントに合わせた花き販売が活発になれば、花離れの進む(後記)にヤング層の消費拡大に大いにこうけしてくれる。最近はヤマザキデイリーを含む多くのコンビニでも切り花、鉢花が売られている。「生産者はコンビニを狙え」という時代が来ているように思う。
<写真-パンフの表紙> 

このパンフにはカーネーションを中心に、プリンセチア、胡蝶蘭、バラ、アジサイ、ガーデンローズ、ラベンダー、ベコニア、クレマチス、カラーなどが写真入りで紹介されてい。る価格は3,000~5,000円程度。ランとなると10,000円のものもある。 

ブリザーブドフラワーではバラが中心だが、時にユリもある。価格は4,500円から30,000~50,000円のものがあるが、色彩も鮮やかで多種だし、日保ちも長く、「素晴らしい」の一語につきる。 

店員に申込むか、インターネットによる申込み。母の日の場合は5月7日(木)から5月10日(日)までのお届け。父の日は6月18日(木)~6月13日(土)までのお届け。一般のギフトは申込み後7日前後である。 
<写真-カーネーションや欄のページ> 

2.花の消費は世代交代で激減―対策急を告げる

 花卉の産出額は古い統計だが平成17年に4,710億円、最終購入者額で9,412億円だ。産業とすれば野菜の1/4強である。だが切り花の需要金額は平成12年以降年々微減している。これは鉢物、花壇用苗、球根類にも言える。 

 問題は年齢で消費が大違いであること。これまた平成16年の古い統計になるが、月平均購入額が605円に対し、30才未満は112円、30~39才が110円。一方60~69才が988円、70才以上が1,120円。つまり、39才以下の若い世代は平均の1/5、70代の1/10と低くいことだ。このまま世代交代が進めば消費が1/5に縮小しかねない。 

 若い世代の需要を喚起するのに、セブンイレブンほかのコンビニの役割は大いに意味がある。ぜひ「デートには花束を」「快眠に花を」と常時、花の販促をして欲しいものだ。