2013年4月17日水曜日

JAみずほ「さくらファーム直売所」は地元商工会と上手に連携の」!

 埼玉県のJAみずほ「さくらファーム直売所」(幸手市内国分間)が4月の桜の時期に合わせオープンした。定休日は毎月曜、営業時間9時30分~18時である。

 名の通り、中川の権現堂堤は春にサクラ、菜の花、梅雨にはアジサイ、秋にはマンジュシャゲが咲き乱れるサクラを中心とする花が売りの観光名所である。堤防の内側にはいま菜の花の絨毯(じゅうたん)が1,500坪ほども広がっている。公営の駐車場だけでも1,200台分あるとか。

 「さくらファーム」はこの堤と向合い、公営駐車場にも近いので、自身の駐車場は50台と少ないが、救いがある。店舗は売り場126坪、レジ4台だが、サクラに候には1日1,800人以上が押し掛けたとのこと。

 もともと水田地帯。出荷者は顔写真から判断すると、160人ほどで、野菜の出荷計画も出してもらったが、なれないためまだ出荷が少ないのが悩みのようだ。それでも、イチゴなど飛ぶように売れている。確かに果物5品目、野菜約55品目と少なめ。また季節の制約のためかなり仕入品が目立つ。だが、野菜ではトマトのみの特設コーナーもあるし、ネギなども豊富。ローズマリーやロリーエのハーブもあれば、アイスプラントもある。



 しかし、これからが野菜の本格シーズンで、すぐ現金化でき、所得率のアップすることを知れば、出荷も急増するはず。5月になれば、店頭に4コマあるファースト・フードのコーナーも開店し、土日の行楽客も採り込み、年4~5億円の店に成長するだろう。

 特徴の1つが、早くから幸手の商工会と連携し、地元の一流専門店を呼び込む努力をしてきたこと・・・2度にわたり一緒に講演会+ミーティングもし(当方も講演に関与)、直売所の視察もしてきたおかげで、21人の地元業者が各90cm幅の多段にした平台に出店しており、写真の通り個性ある商品、上手な演出を競っている。小間貸しの形なので、仕入れではなく、店の運営も楽である。

 
 
 
<写真>豆腐・納豆もびっしり 
惣菜類も直営、テナント分を含め6尺×5本分にもなる。天ぷら、てんぷら+うどんセットはもちろん、珍しい牛肉コロッケ、豚の揚げ餅、ちじみ、海鮮ちじみ、牛すじ煮込み丼、5色の寿司セットなどもある。豆腐・納豆類も6尺オープンケースがびっしりの豊富な品ぞろえだ。和菓子、洋菓子、ベイカリーの充実ぶりも立派である。
 

 おそらく、これだけ一流店と連携し、個性ある商品を専門店的に提供している直売所は例がないはず。盆栽とメダカを扱う業者の方もいるが、盆栽は3,800円と安く、すでに何回転もしているとのことだ。メダカのコーナーも半端でなく、6尺幅で多種のアイテムがある。

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