2013年2月10日日曜日

直売所売上高の部門構成比は?その参考値!

  売上高や売場面積で、直売所の部門別の構成比%は異なってくる。実際は地元資源(作物)の差、立地、個性の打ち出しかたでも異なってくる。

 しかし、とりあえず年間売上高の規模による部門構成比を、農水省の23年「産地直売所調査結果の概要の「販売金額別の品目別構成比」を参考に作成すると、下表のようになる。X=予定年商(単位:億円)。Xに自店の億円単位の年商を置いて各自計算してみて欲しい。

表-部門構成比%の傾向式(x=億円単位年商 1億円=1.0置く) 


部門

(大分類)


部門構成の

傾向式


平均誤差



年1億円例

単位%


米穀類


y%=  0.03x+ 5.52


± 7.


.55


野菜類


y%=-1.77x+39.56


± 5.


37.79


果物類


y%=-1.58x+18.92


±28.


17.34


他の生鮮食品


y%= .30x+ 6.97


±26.


.27


農産加工品


y%=-0.17x+14.12


±18.


13.95


花卉・花木


y%= 0.11x+ 7.39


±21.


.50


その他


y%= 1.87x+ 7.03


±18.


.90


合計


y%= 100




99.30
<注>仮に年5千万円ならx=0.5、2千5百万円ならx=0.25を置く

 1億円規模の試算値が表右端欄のように、99.3%と100%に近似するので、傾向式に大幅な狂いはない。だが平均誤差を見ると分かるが、果物類~その他は±18.6~28.2%と数値のブレが大きい。つまり米や野菜以外は、立地差や個性を何にも求めるかで差が大きく出てくる。

  参考までに直売所全体の平均構成比は、米穀5.4%、野菜33.6%、果物12.6%、その他の生鮮11.8%、農産物加工品14.8%、花卉・花木7.5%、その他13.6%である。

 
 
 「果物」類では柑橘類やリンゴ、ブドウなどの産地で、ギフトの箱売りまですれば、果物は野菜以上の構成比になるはずである。和歌山の「めっけもの広場」あたりでは、実際逆転しているのではないかと思う。

 年商1億円の場合を前提に語れば・・・・・
 「他の生鮮」の場合、米飯他の惣菜、豆腐、納豆、こんにゃく、ゆで麺、漬物、佃煮、牛乳類、パン、生菓子、ときには精肉、鮮魚まで含むと思われる。分類が「あやふや」な面があるが、仮にこの顔ぶれが正しいとすると、直売所の挑戦余地は広く、10%以上に伸ばし得る。

 「農産加工品」がゴンドラ等非冷蔵の棚に並べる乾いた食品・菓子類とすると、これまた地元の個性的な6次化商品を充実、スーパーとの差別化が充分できれば、16.5%ほどに高める余地がある。行楽地や道の駅付帯の店では土産物の充実も大切である。

 「花卉・花木」は、別棟にハウスを持つとか、植木の畑を持つか・・・などで大幅に構成比は改善出来る。苗もの充実も同様である。時に100以上の野菜苗を揃える店もある。これも9%までは高めえる。

 「その他」は、木工品、炭、竹炭、木酢、手芸品、ファーストフード、レストラン、自動販売機なども含むのではないか。個性発揮の場で、10%以上の構成比もあり得る。

 構成比は「全体」に対する相対的な数値で、どこかの部門が増えれば、どこかの部門が
減ることになる。これでは部門別のどの部門が強化がされたか否かが分かりにくい。そこで、「部門別客単価」という概念も採用のが妥当である。

 
 部門別客単価=部門別売上高(日でも月、年でも良い)÷全体客数(日でも月、年でも良い)・・・部門別単価が上がれば、その部門が強化されたことになり、これを日々とか月、年で追いかける。

 スーパーを指導していた当時は、「部門別購買力捕捉率分析」というものもしていた。これは部門別客単価を「総務庁家計費調査」の1日平均部門別購買力で割ったもの。部門客単価の最大値は、1日の部門購買力に相当する・・・との前提による。残念ながら直売所の場合、毎日の買い物行動ではないため、部門購買力とは乖離し採用に無理がある。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 










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